天然水とミネラルウォーターの実情
とうとう、サッカーが
もうすぐ、Jリーグ開幕しますね
地元のアビスパ福岡もJ1に昇格できたので、今年は楽しみです
‶天然水〟と訊けば、「自然の山でとれた、そのままの綺麗な水」と、思われる方が
多いのではないでしょうか
実は違うんですよね~
「~のおいしい水」、「~の天然水」のようなキャッチフレーズを見かけると思います。
実際にその場所で採取しているとは思いますが、、、、
日本では濾過、沈殿及び加熱による殺菌(除菌)が義務付けられていますので、そのまま販売できないのです。
天然水とは、「天然そのままの水」ということなのだから、実際は人為的に殺菌をした水を天然水とは認められないのです。
特に加熱殺菌を行った場合、天然水の中に含まれている人体に無害な生菌を殺してしまうばかりか、水の美味しさの要素である
酸素や炭酸ガスも減少させてしまうと言われています。
では、日本では人の手を加えていない本当の天然水は販売されていないのかと言えば、
コンビニやスーパーにもあるんです
それは、ヨーロッパ(EU加盟国)産のナチュラルミネラルウォーターです。
同じナチュラルミネラルウォーターでも、日本の水とヨーロッパの水では規制基準が大きく異なっているのです。
(日本では農林水産省の‶ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン〟や ‶食品衛生法〟が基準です)
日本の水がいかなる原水であっても殺菌を義務付けられているのに対し、ヨーロッパの水は無殺菌で販売する事が認められているのです
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すると、「無殺菌のままで安全なのか?」という疑問が出てきますが、ヨーロッパのミネラルウォーターの基準は
日本のガイドラインとは比較にならないほど厳格であり、「無殺菌だから危険」なのではなく、「無殺菌で売れるほど安全」なのです
例えば、日本で人気のある輸入ミネラルウォーター、ボルヴィックでは源泉の周囲5キロ以内を保護区として、
地上に建造物を建てるのはおろか、すべての地下活動をも禁止して地下水を守っています。
比べて日本のミネラルウォーターの採水場の場合は、源泉周辺の環境に対しては全く何の規制もないから、仮に水源である山の上に
ゴルフ場が建設されても、産業廃棄物の処理場ができても、なすすべがないのが実情
ゆえに、日本では‶大自然の水〟というイメージで広告展開をする一方で、市街地近くで採水し、販売している「ナチュラルウォーター」も存在している
※ミネラルウォーター・ガイドラインを参照
もちろん、ヨーロッパの水がお勧めという訳ではないです
ただ、水・ミネラルにもそれぞれ特徴がありますので一度成分表には目を通してから購入いただくことをお勧めしたいですね
「どのような水なのか」
ということは、把握してもらいたいので